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永遠の彼岸花

第9章 ペット


その数時間後
エリザベスの悲鳴が聞こえその場に行くと
そこにはリンゴを嬉しそうに食べているリンがいて私は唖然としていた
『...おいで』
怖がるエリザベスを背中にやり小さく呟いてリンに手を出すとリンは腕に巻き付きするすると上に上がっていく
『あ、』
リンの動きが止まった後横から手が伸びてきてリンを掴んだ
『っと、大丈夫か?』
その手はメリオダスの物だった
リンは嫌だったのかメリオダスの手に噛みつく
『...メリオダス、貸して』
そう言ってメリオダスの手に自分の手を添えるようにして近づけると噛むのを止め私の手に戻ってくる
『ごめん、この子うちの子だから......ちょっと待ってて』
そう言って私は店から出る
出てリンを拾ったところへ戻りその手を地面に着けリンを降ろす
『バイバイ...』
そう言ってすぐ走って店に戻った
初めてのペットだった、でも彼等を傷つけるなら話は別だ
『あれ、あの蛇は?』
『...逃がしてきた』
そう言うと誰も何も追求しなかった
『メリオダス、手...大丈夫?』
そう言いながらメリオダスの手を見ると少しだがまだ血は出ていた
それを見て無言であの時の余りの布で応急処置をした
『お前は、よかったのか?』
メリオダスのその一言に少し間を空けてただ頷いた
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