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永遠の彼岸花

第8章 居場所


それから空から地上まで真っ逆さまに落ちて行った
それがなぜか気持ちよかった
落ちて行くのが、私自身がどんどん堕ちていくのが...心地よかった
そして、元の場所に行けば、案の定皆はもうすでに移動していたようでそこにはもう店がなかった
『探すか』
そう呟き羽を羽ばたかせる
それから2日ようやく皆を見つけもう少し、と思ったその時
突然羽が動かなくなり店の近くの森に落ちた
『なんで......あ、』
時間切れだった、羽は砂のように消えて行った
だが、1枚の羽がゆっくりと落ちてきた
それを握り締めて重い体を最後の力を振り絞り店まで歩いた
一歩歩く度に視界が歪む、そして店が見えた頃にはもう既に意識が殆どなく倒れた

『...真依...?』
真依がちょうど倒れる前、店の外にいたキングが真依を見つけ呆然と立ち尽くしていた
そして、真依が倒れキングが血相を変えて店の中へ走っていき珍しくキングに部屋まで運ばれた
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