第3章 出会い
『お風呂、ありがとうございました』
まだ濡れている髮を纏めて元いた所へ戻ると何故か驚かれた
何か変なところがあったのかなと不安になり自分の体を改めて見る
『(うん、変なところなし!)あの、なにか?』
私がそういうとこの中で一番背の高い人に
『いや、お前って綺麗だなと思っただけだから気にするなよ♪』
『お世辞ありがとうございます...ところで、ふ』
『お前、このあとどうするんだ?』
私が服の事を聞こうとした時、ちょうど金髪の少年にそう言われ、ムスっとしそうになるのを頑張って抑えた
『...さあ、どうしましょうね...とりあえず、野宿ですかね』
そういうとその少年はニッと笑った
『何か?』
少し棘のある言い方でそう言えば少年はその笑顔のまま
『いや、行くとこねぇんだったらここにいればいいだろ?』
固まった、普通泊める?普通誘う?馬鹿なのかとか思いながらもその話を承諾した
『じゃあ、これから...よろしくお願いします』
その後、全員の名前を教えてもらった