第2章 月光の明かり
「いいわねぇ〜、赤司家はこんなに良い、跡取り息子がいて」
「いえ、こいつなんてまだまだですよ」
「まぁ、そんなことないでしょう 征十郎さん?」
「、、いえ、父の言うとおりでまだまだですよ、、。」
(疲れた、、息苦しい、)
「まぁ、ご謙遜なさらなくてもよろしいのに、、ふふっ
あっ、そう言えば聞きました?××さんの所、、」
(どうせどいつもこいつも互いを潰し合うことしか考えてないくせに
もう無理だ、
少しだけ会場から出ていいだろうか、テラスなら、、、。)
「すいません、、少し外します。」
彼は外に出て、深く息を吸って数秒とめはいた。
(昔は月や星はキラキラしていて自分を見守っていると思っていたが、 いまは、空に浮かんでオレを見下しているようにしか思えないな)
「歳を取るのは怖いものだな、、フッ、、」