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真夏の残像(黒子のバスケ)

第8章 他人


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「また来るわよ。」



美由紀さんはそう告げて去っていった。



私は美由紀さんを追いかけて問い詰めたかった。



でも、頭が信じられないほど痛んだ。


私はその瞬間膝を抱え込んで地面に倒れた。



意識はやけにハッキリとしていた。



みんなが私を呼ぶ声が聞こえた。



でも声が出せなかった。



何だかあふれ出してくる記憶の水に吸い込まれていくようだった。



私はその中でその水を飲む様に記憶を頭に、体に入れていった。







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