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真夏の残像(黒子のバスケ)

第5章 再開


side



「相田…さん…ですよね?」


何度も聞いた事のあるような声がヘッドホンを通して聞こえる。


音がする方を見ると男子の制服。



まさかと思って顔を見る。





水色の髪の毛…


特徴的な目…



まさしく…



「黒子テツヤです。お久しぶりです。さん。」






「…久しぶり…。」




テツヤside



やはりさんでした。




でも昔のさんではありませんでした。


どこかなんか違います。


キセキと同様変わってしまったのでしょうか…?





さんは僕が何も言わないとそのまま机の上に突っ伏しました。






さんには僕と同じ事以外にも何か背負っている気がします。







でもそれが何なのかまったくわかりません。








一体どうすればいいのかも。







今のさんはどこかあの人に似ています。






僕の昔の…







光に。







投げやりになってしまった姿勢。



どこか諦めている表情。




そしてつまんなさそうな顔。




そっくりでした。





僕は…




もうさんと笑えないのでしょうか?












『テツヤくん‼︎凄いねあのパス!相手が凄く動揺してる。

きっと次はこう来るから…』



さんは何時も僕と同じ様に喜んで


僕の為に作戦を一緒に考えてくれた。




あの日は…




もう戻ってくれないんでしょうか?


















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