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魔法の世界に転生しました。

第9章 遂に...組み分け




グリフィンドールに行くならば

勇気ある者が集う寮

勇猛果敢な騎士道で

他とは違うグリフィンドール



ハッフルパフに行くならば

君は正しく忠実で

忍耐強く真実で

苦労を苦労と思わない



古き賢きレインブクロー

君に意欲があるならば

機知と学びの友人を

ここで必ず得るだろう



スリザリンではもしかして

君はまことの友を得る

どんな手段を使っても

目的遂げる滑稽さ


かぶってごらん!恐れずに!

興奮せずに、お任せを!


君を私の手にゆだね(私は手なんかないけれど)

だって私は考える帽子!





歌が終わると広間にいた全員が拍手喝さいをした。
四つのテーブルそれぞれお辞儀して、帽子は再び静かになった。



「ABC順に名前を呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り、組み分けを受けてください」

「アボット・ハンナ!」


金髪おさげの女の子が前に出て帽子をかぶり、腰掛けた。一瞬の沈黙……


「ハッフルパフ!!」と帽子が叫んだ。

右側のテーブルから歓声と拍手が上がり、ハンナはハッフルパフのテーブルに着いた。


「ボーンズ・スーザン!」


「ハッフルパフ!!」



「ブート・テリー!」


「レインブクロー!!」


……


「フィガン・シェーマス!」


「グリフィンドール!!」


「グレンジャー・ハーマイオニー!」


「グリフィンドール!!」






次々と寮が決まっていく中、遂に



「ポッター・ハリー!」


ハリーの名前が呼ばれると大広間がシーンと静まり、ささやき声が聞こえた。


「ポッターって、そう言った?」
「ポッターって、あのポッター??」
「例のあの人の…??」




ハリーが帽子をかぶってからどれくらいの時間が経ったのか、大広間中の人がよく見ようと身を乗り出していた。そして、次の瞬間



「グリフィンドーール!!!」



一瞬の沈黙のあと、グリフィンドールの席からはものすごい歓声が上がった。



ウィーズリーの双子は「ポッターを取った!ポッターを取った!」と歓声を上げていた。
ハリーが席に着くと、組み分けが再開された





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