第9章 遂に...組み分け
ハーマイオニーがコンパートメントを出て行き、丁度制服に着替え終わったとき、
――あと5分でホグワーツに到着します。荷物は別に学校に届けますので、車内に置いて行ってください。
とアナウンスが流れた。
「あ~いよいよだねアレス!!俺何処の寮に入るのかなー」
「リックはグリフィンドールですよ、絶対」
「えぇーなんでそんなこと分かるのさーアレス」
「なんとなくです」
「えぇー理由教えろよ~アレス~((ガバッ♪♪」
「わぁッ。リック離れて、ください、危ないですから」
「ちぇー。アレスは絶対にスリザリンだな!!」
「何故そう思うんですか?」
「ん~なんとなくーヘヘッ♪」
「はぁ....」
「イッチ(一)年生!イッチ(一)年生はこっちだ! お、ハリー元気か?」
あれがハグリットですか、巨大ですね。
そういえば、まだ彼女と会っていませんでした。
この中の何処かにいるんですよね。
見れるのは組み分けわけの時になりそうです。
それから四人ずつボートに乗り進んでいると、とても大きなお城が見えてきました。周りでは「おー」「うわぁ」「すげー」等と言っているのが聞こえてきます。それにしても、これは学校には見えませんね。
全員がボートから降りてからハグリットを先頭にゴツゴツした岩の道を登り、湿った清らかな草むらの
城影の中にたどり着いた。みんなは石段を登り、巨大な樫の木の扉の前に集まった。
「みんな、いるか? おまえさん、ちゃんとヒキガエル持っとるな?」
あ、良かったですねヒキガエル見つかって。
ハグリットは大きな握りこぶしを振り上げ、城の扉を3回叩いた。