第7章 夢の中で
「おはよう、寝坊なんて珍しいわね。朝ご飯できてるから食べちゃいなさい!」
「ムゥ(カイヤのせいだ)はーい」
いよいよ今日ですか
楽しみですね(ふふっ
――9と4分の3番線
「怪我や病気には気を付けるのよ」
「はい」
「楽しんで来なさい」
「はい」
「お父さんは7年間首席だったのよ」
「そうなんですか?!」
「ああ、アレスも頑張りなさい」
「頑張ります!」
「じゃあクリスマス休暇にね(チュッ」
「行ってらっしゃい(チュ」
「、行ってきます///(だからキスはダメですって)」
此処ですね、
プラットホームの9と10
この柵に向かって行けばいいんですね。
さてと、行きますか
「凄い」
柵を通り抜けて目を開けると、大きな紅色の蒸気機関車がプラットホームに停車していた。ホームの上には[ホグワーツ行特急11時発]と書いてある。
「(これで行くんですね。そろそろ乗りましょうか)」
「おーーい!!!アレスー!!」
この声は、
「よっアレスもう来てたんだな!コンパートメント一緒に座ろうぜ!!」
「ええ、いいですよ」
「じゃ、行こ!!」
「ぁ、ちょ(力強いですね)」
――――――――――――――――
アレスとリックの二人はできるだけ奥の方のコンパートメントをとった。
「ねぇねぇ、その猫かわいいね!名前なんていうの??」
「カイヤです」
「へぇ~♪カイヤ!俺リック、よろしくな!!」
にゃーん〈よろしく〉
「うわぁ!返事した!!返事したよ!!凄いなカイヤ!!!!」
にゃあ〈元気だな〉
「また!また返事したー!!アレス今の聞いてた?!」
「聞いてましたよ(正確には聞こえてしまう。ですがね。騒がしいのは嫌いですが、リックと一緒にいるのは嫌じゃありませんね)(不思議な人です)」
にゃん〈(ほぉ...すごい奴だな、リックとやら)〉
それからずっとリックの話を聞き続けていました。
しばらくしてコンパートメントのドアが開き栗色のふわふわな髪の毛の女の子が入ってきた。