• テキストサイズ

「 水色の革命 」

第24章 星屑の泪






AM8:00 旅行二日目――――




スッキリと気分良く
目覚めた私は、着替えて部屋を後にし、

リビングへと向かった。




沙「おはようございます」





誰かいるかを確認するように
挨拶をしながらリビングに入る。


すると、ソファーに
座ってニュースを見ていた優一が
「おは・・・」と手を挙げた。


キッチンの方からも、
元気のいい翠の声が聞こえた。




翠「おはよー沙織!!
  今珈琲入れようと思ってたんだ。

  沙織も飲む?」


沙「うん!お願いします」





翠は「りょーかい♪」と
笑顔を見せて、またキッチンへ引っ込んだ。


私は窓の方へ近づき、
大きく背伸びをする。

部屋の中に入る日光の暖かさに、
思わずあくびをしてしまった。

窓を二寸程開けると、
外から涼しい空気が頬に当たるのを感じた。



優「黒翔のあくび、初めて見た」



沙「え!?」




優一の声に、私は
首をくるっと向ける。

ソファーに深く座っている優一が、
可笑しそうな目で私を見ていた。


…あ、あくびなんて普通だよ…っ



当たり前のことなのに、
どうして顔が赤くなるのだろう。

私は、そんな自分を誤魔化すように
優一に微笑み返した。



優「どんどん自分を出してる…。
  いいんじゃねーの、そういうの…」



彼の言葉に、
私は「そうかな」と笑った。






/ 586ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp