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「 水色の革命 」

第23章 さあ!海へ!!







失敗しそうに
なりかけた飯盒炊爨だったが、

そんな困難が終われば
あとはルーをご飯にかけるだけだ。


皆の分のご飯をお皿に盛り付けて、
ルーを掛ける担当の翠のところへと
持っていく。


私の番が来たとき、
鍋の中からこおばしい香りがしてきた。

そっと覗くと、
美味しそうな色のルーが見えた。



翠「はい、熱いから気をつけてねー。
  お残しは許しませんでー?」


沙「ふふっ、給食のおばちゃんみたいです」




翠は「そう?」と
にっこり微笑んでくれた。


ついにカレーが出来上がると、
私は皆の待つバーベキューテーブルへ
歩いて行った。


そこでは優一と琴音、
連と刈真が座って待機していた。



沙「お待たせしました…」


刈「おかえり」



私はテーブル上にカレーを置き、
刈真の隣へ腰を下ろした。

刈真は微笑みながら私を見る。


自分も、そっと微笑み返した。




連「俺、こうやって
  大人数でカレー作ったの何年ぶりだろう」




前の席の連が、
嬉しそうに話題を切り出した。

琴音が
「私は小学生の時以来かな…」
と呟く。



優「覚えてねぇ」



優一がそんなことより
早くカレー食おう!という目をしていた。



刈「これもいい思い出に
  なるんじゃないですかね」


連「そうだね!」





沙「あ、翠さん達
  戻ってきましたよ!」







こうして、私たちは
学校の面白い話などで盛り上がりながら、

幸せな食事時間を楽しんだのだった。




追伸、カレーの味は最高だった。




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