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「 水色の革命 」

第23章 さあ!海へ!!






私の言葉を合図に、
皆も海へと直進する。


恥ずかしそうに
微笑む刈真の手を引いて、

水の中へ足を浸けた。



流石真夏でも、
海の水は冷たい。

恐る恐る足を進めていき、
腰あたりまで浸かってきた。


あまりの冷たさに
フルっと身震いをすると、
刈真が私の手を取り、

そっともっと足を進めていく。



刈「ゆっくり行くから、安心して」


沙「う、うんっ」




段々足が付かなくなってきて、
怖くなってくる。


だが、そんな私を見透かして
刈真はそっと抱き抱えるような体制で

私を支えてくれた。



体が密着して、
顔が一気に火照る。

刈真は、私の目を見て
「泳ごっか」と囁いた。





…本当にその笑顔、ダメになる。



刈真君の笑顔は、
やさしくて、甘すぎて、

本当にずっと見てるとおかしくなりそう。



顔の火照りを隠そうと、
私は刈真君の胸に顔を埋めた。




沙「…少しの間、このままで良い…?」





「もちろん」刈真の声がする。


私は、さらに
顔が真っ赤になった。






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