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「 水色の革命 」

第23章 さあ!海へ!!







大「なんかスゲェワクワクすんな」


翠「あんた1番楽しみにしてるでしょ」




黒のタンクトップを着ている大河が、
ソワソワと体を揺らしていた。


翠の言葉に、大河は
ニカっと笑う。





大「だって、大人数で
  海へ旅行なんて久しぶりだしさぁ」



栞「いてもたってもいられない訳だ、」




大河の隣で、
栞鳳が腕を組んだ。

大河が、少しムスっとした顔をする。




大「おい刈真ーっ
  なんで生徒会長さんまでいんだよー」


体をグッとこちらへ向けて、
背もたれに肘を掛ける。

刈真は表情を変えないまま答えた。



刈「行きたいって言ったからです」


大「だからって、
  俺ら敵同士だっただろぉ?」



大河は栞鳳のことを
あまり宜しく思ってはいないらしい。

期末の時のことが
結構印象にのこっているらしいのだ。

※『信じてるから笑うんだ』観照




沙「ま、まあ!
  昨日の敵は今日の友って
  言うじゃないですか!」


2人の間に入って、
私は笑顔を振りまいた。


栞「さっすが沙織ちゃん♪
  良い事言うねぇ」


大「…沙織が言うなら別にいいけど。
  只、お前が1番怖かったろうから…」



心配した様子に、
私はグッと心を掴まれる。

そんなことを思ってくれたんだね。



栞鳳はにこっと
無邪気に笑うと、


栞「安心してよ。僕は
  もう沙織ちゃんに酷いことはしないよ、


  したとすれば、
  刈真君が許しては
  くれないだろうからね」



刈「当たり前です」


翠「あ!アタシもだかんねー!?」





沙「…皆さん…、ありがとう!」





私は笑った。









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