第22章 ✝バイト戦記✝Ⅲ
翠「あ、そういえば
あの三人がまだじゃない?」
はっとしたように
翠は言った。
その時、私の携帯が鳴る。
沙「…あ、三人共、
お店が忙しくて
店長に頼まれてしまったらしいです。
でも、たしか
三人のバイト先は
あまり先生とか知らないから
大丈夫ですね。」
私はメールの文章を
見つめながら この場にいる
五人に呼びかけた。
すると翠が
なるほどっと、手を叩く。
栞「ん~。じゃあ仕方ないから
この五人で始めちゃおっか♪」
栞鳳が
大きく背伸びをしながら言った。
優「始めるって…何を…?」
優一の言葉に
栞鳳は口角をあげる。
栞「何って…
逆襲 だよ 」
刈「相変わらずオイタをする人ですね。」
栞「ははは、刈真君に
言われちゃあ敵わないなぁ?」
ふたりは笑って頷いた。
栞「そーれじゃ。
作戦 開始 ♪」