第19章 ✝バイト戦記✝

刈「彼女の痛んだ傷を
　　さらにあなたは傷つけるつもりか。」


奈「っ…ちがっ…」

刈「違くないでしょう？」


僕は、
彼女を睨んだ。


刈「人のことを最低だというのなら…」


奈「…っ」






























刈「あなたは、存在価値の無い人間でしょう。」




体を突き破る程の胸の痛みを
奈菜美は心の底から味わった。





刈「では、失礼します。」


僕は、一礼して
部屋を出た。





奈「…絶対にオとしてやる…っ！！」


奈菜美は、
つよく下唇を噛み続けた。