第17章 信じてるから笑うんだ
翠「いよいよテストだぁあ~…」
沙「この時間って、勉強しないと
いけないんですけどなんか憂鬱ですよね(^_^;)」
刈「翠さんは今回の頑張らないと
たぶん後がないですよ?」
翠「うぎゃぁぁあ!!!!
それを言うな刈真君よっ!!!
アタシ今それについてマジで悩んでんだからね!」
沙「あ、本当だったんですね…」
私は頭をグシャグシャと掻いている翠を
見つめた後、ふと校庭の方を見た。
(…?)
私は不思議に思った。
なにやら、栞鳳らしき人物が
何か棒で校庭に大きく文字を書いているのだ。
翠「あ、会長じゃん。何かいてんだろ?」
翠も栞鳳に気づいたらしく
一緒に校庭の方を覗く。
「あれ!生徒会長じゃん!」
「え?なにしてんの!!!???」
「会長時間間に合わないぞ?」
次第に、クラスの皆も
窓のところへ集まりだした。
琴「何やってるのかね?」
沙「何か文字書いてる…」
刈「…。」
大「あ、文字が見えるぞ。えーっと…」
美「し…ま…せ…?」
栞鳳が文字を書き終わったとき、
私達は目を見開いた。
沙「えっ―――――」