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「 水色の革命 」

第15章 夏祭り



授業が終わり、
私は刈真に家の前まで送ってもらった。
翠は今日は用事があるので先に帰ってしまった。


沙「わざわざありがとう。」

刈「夏祭り、楽しみだね。」

沙「うん!」

刈「じゃあ、またね。」

沙「うん!バイバイ!!!」


下り坂へ消えていく彼の背中に
私は最後まで手を振って見送る。


家に入ると、私服に着替え
夕食の準備に取り掛かった。



ご飯を食べ終わると、
すぐに自分の部屋へ行き、
ベットにダイブしようと思ったが、

夏祭りの浴衣をどうしようかと思い、
クローゼットを開けた。





沙「…あった…」




見つけたのは、高校一年生の時に
母親からの仕送りでくれた、綺麗な浴衣。


黒い布地に、
沢山の蝶の模様が散りばめられている。

濃い紫や、青の羽根がとても綺麗だ。
所々キラキラと輝いている模様もあり、
結構大人っぽい気もする…。


沙「…刈真君…どんな格好で来るかな…」


刈真の浴衣姿を想像すると、
なんだか顔が熱くなってしまった。


沙「も、もう寝よっ!!」


私は浴衣をクローゼットに戻し、
せっせとベットに入って眠りについた。




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