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「 水色の革命 」

第15章 夏祭り





翠は刈真の言葉に傷ついたらしく、
ぐっと下唇を噛んでいる。

私はそんな翠を励ました。


沙「翠さんは恋のエキスパートさんだもんね!
  私だってデートの時助けられましたもん!!」

※『初めてのお出かけ』観照


翠「ぐぐぐぐぅ…やはり刈真君許すまじっ!!」

大「刈真も毒舌なんだな…意外と…。」



そんなところで、
四人は気を取り直し、プレゼントの話を
真剣に語り合おうと机を囲んだ。


大「で、恋のエキスパートも加わったわけだが…」

沙「結局、女の子が喜ぶものってなんですかね?」

刈「…香水…とかですか?
  使えるものですし…女の子ってよく使うんじゃ?」

翠「刈真君。香水はNGだよ。」

翠が足を組みながら言った。
刈真は翠に否定されたのが不快なのか、
少し苛立った顔で翠を睨んだ。

刈「…どうしてですか…?」

翠は一回溜息をつくと、
まるで人が変わったように色っぽく話し始めた。


翠「いい?香水って、結構
  男子から見たら喜んでもらえるもんだと思うけど、
  意外と女子にとってそうゆうものは


 『コンプレックスをつつかれるようなもの』


  として逆に困ってしまうの。」


刈「コンプレックスをつつかれる?」
大「コンプレックスをつつかれる?」
沙「コンプレックスをつつかれる?」


翠「沙織もあまりわかんないのね…(^_^;)
  まぁいいや。じゃあ説明をするね?」



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