第12章 孤独は無限
私はそっと、彼女に近づく。
琴「っ!!やめてっ!!!!?」
私が近づくにつれ、
琴音は「嫌…イヤッ」と声をあげる。
琴「やだっ…やだっっ!!!!!!!!
私に近づかないでぇぇぇぇぇえ!!!!!!!」
琴音はそう叫ぶと、後ろを向いて足をだす。
私は一瞬心臓が止まりそうだった。
沙「っっ!!!?ダメッ!!!!!!」
私がそう叫んだとき、
彼女は最後に笑ってこう言った。
琴「私は…死にたいから死ぬんだよ…」
次の瞬間、琴音の体はフワッと宙に浮いた。
私は全力でその体を掴もうとする。
やめて…そんなことしちゃダメっ!!!!!
沙「琴音さんっっ!!!!!!!!!!!!!」
私は、彼女を
助けられなかった。