第9章 文化祭
文化祭当日。
学校内は宣伝の生徒たちや先生。
そしてきてくれたお客さん達で大盛況だった。
校庭では焼きそばやホットドック、
マシュマロココアやおかしまで、色々な屋台が
美味しそうな香りを漂わせて並んでいる。
刈真はその屋台を見て、食べたそうに
目を輝かせてきたが、私達がお店をまわっていいのは
12:00になって前半が終了してから。
文化祭は9時からはじまり、12時に
前半の仕事が終了して後半の人たちが仕事にまわる。
私たち三人は、前半に仕事をやって
後半にお店をまわることにした。
そんな中、まだ出番まで時間があるので、
刈真と二人でお店の宣伝をしていた。
もちろん宣伝の時も衣装はコスプレ。
お店を始める前に、みんなで着替えたのだが、
私と刈真、美紀と大河は、ペア着なため、
出番まで宣伝にいってこいと言われていた。
クラスの皆もとても可愛らしいコスプレだ。
翠のナース姿も、とってもよく似合っていた。
美紀のお姫様と、大河の執事も似合いすぎて、
なんだかすごく眩しかったことを憶えている。