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【ハイキュー】エンノシタイモウト第二部

第22章 【合宿 第五幕】


「うちの兄さんがホンマに弱いんやったらチームにおる私と学年一緒の奴らが兄さん慕わへんと思うし、兄さんのご同輩も兄さんの言うこと聞かへんやろし、先輩方も信じてくれたりせんと思う。」

"うおおおおおお"
"ままコ、よく言った!"
"いい話だなー(´;ω;`)ブワッ"
"愛を感じた"
"くそ、まま兄ウラヤマシス"
"まま兄貴さん、妹さんください
"おーいまま兄、見てるかー"
"妹が褒めてるぞー"

ここで力は画面のとあるフォームをタップして文字入力を始めた。

"見てますよ"
「へ。」

力がコメントを投稿した瞬間、画面の向こうの美沙が固まった気配がした。コメントも?!や!!?!などの記号が流れる。赤葦が向こうを向いて吹きだした。力はニヤリとして続きを入力した。

"皆さん遅くにうちのままコに付き合ってくれてありがとう"
「ふぎゃあぁぁぁぁっ。」

美沙が叫び、ガタンっという音がした。力の横で赤葦が肩を震わせている。力はふふふと小さく笑った。

"ふぎゃあいただきましたー"
"毎度何で驚くとふぎゃあなんだ、主はwww"
「ちょちょちょ、兄さん何やっとんのっ。」
"ままコ騒ぐな、ご近所迷惑になるだろ"
"キター"
"まま兄参戦!"
"ちょっと待て兄貴は合宿じゃなかったのかw"
"合宿中に何見てんだw寝ろよまま兄www"

赤葦が画面を見て、突っ込まれてるよと呟く。

「ちょっと待って、スマホからじゃどうしてもコメント打ちづらくて。」
「でも慣れてる感じがあるのは何で。」

赤葦の指摘に対し、力は聞かなかった振りをした。

"眠れなかったのとままコが配信するというので"

力がコメントを入れると他のコメント達が食いつく。

"どんだけ妹心配なんだよwww"
"安定のシスコン"
「あ、こらっ、人の兄さんになんちゅーことをっ。」
"他ならぬ妹の主が一番わかってるはずだwww"
「だ、だれがそんなホンマの事をっ。」
"ままコ、帰ったら話がある"
「ひいいいいっ。そんで誰や今お巡りさんこっちですのタグ貼ったんはっ、うちの兄さん不審者ちゃうからっ。」
"主ツッコミ早っ"
「それだけが取り柄です、ってなんでやねんっ。」
"トリム?"
「切り抜いてどないする。」
"トリオ?"
「何で三つ一組。」
"トリハロメタン"
「それ有機塩素化合物」
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