第38章 【重要なギ題とその効果】

そうやって皆が口々に言いあい、田中がホワイトボードに書きつけた内容は次の通りになった。

・美沙 縁下、日向、ノヤっさん、灰羽(ネコ)、犬岡(ネコ)
・美沙ちゃん スガさん、潔子さん、旭さん、大王様(せいじょう)
・美沙さん 大地さん、谷地さん、山口、木下、成田、武ちゃん、あかーし(ふくろう谷)、コヅメ(ネコ)、虎(友)
・ままコ 影山、あかーし(ふくろう谷)、はなまき(せいじょう)
・縁下妹 田中、烏養さん
・6番の妹 せいじょうのエース
・嫁 くにみ(せいじょう)
・地味リボン ネコの主将、ふくろう谷の主将

「そら見ろやっぱりただのカオスじゃないか、何の役にも立ちゃしない。」

勝手に美沙を引き合いに出された力は突っ込む。

「まーまー。そんでこーなるとやっぱりまともにあいつ呼んでねーの月島だけだな。」
「別に僕は」
「こんだけあるんだ、呼びやすいのくらいあんだろ。」
「だから田中、無理強いするなって。」
「こーの兄貴は何言ってやがる、影山ん時は文句言ったくせによ。」
「あれはヒョロヒョロとかが若干悪口に聞こえるからやめてほしかっただけで影山に悪気ないのもわかってるからっ。」
「面倒くさいなぁ、もう。僕の勝手じゃないすか。」
「田中ー、もう今回はやめてやれって。」
「そうだぞ、別に美沙さんも何か言ってる訳じゃなし。」

菅原や澤村にも言われて田中はしょぼんとして言う事を聞き、力はホッとしたがふと月島の方を見る。

「ごめんよ月島、妙な事になって。」
「別に縁下さんが悪いんじゃないデショ。」

月島は眼鏡を押し上げながら言う。

「僕は適当にやりますよ。」
「ああ、そうだな。」

しかしこの妙な話の後日、縁下美沙の方が面食らう事になる。