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【ハイキュー】エンノシタイモウト第二部

第38章 【重要なギ題とその効果】


「思い出した、」

今度は影山だ。

「俺こないだ岩泉さんと久しぶりに会ったらあの6番の妹元気かって聞かれた。あと、国見が嫁って言ってたっす。」
「国見君まだ言ってるのか、困ったな。」
「そのうち現実になるの見越してんじゃね。」
「木下、どういう意味だ。」

ここで力っ、と西谷が声を上げる。

「こないだ休みん時に来てた梟谷の奴はどーだっ。」
「ああ赤葦君か、基本は美沙さんだけどおちょくりたい時はままコさんって言ってたな。」
「あかーし、と。」
「漢字書けないのまるわかりだな、お前。」

更にここで日向が余計なことを言う。

「忘れてたっ、研磨は美沙さんって言ってるっ。」

ほうほうと言いながら田中がコヅメ(ネコ)と書き込む。

「後あれだ、龍、虎が美沙さんっつってるぞっ。」
「山本君も出来れば大概にしてほしいんだけどな。」

力が呟くと菅原があー、と笑う。

「何か美沙ちゃんの影響で今は地味だけど優しい系がブームらしいな。」
「おかげで音駒の黒尾さんにはお前んとこの地味リボンのせいだって変なクレーム来るし、たまりませんよ。」
「あはは、確かに。」

この一連の会話を聞きつけた田中がついでに地味リボンの項目を足してネコの主将、と超絶乱暴な表記をする。

「あとはー、リエーフと犬岡が美沙って言ってる。」
「地味リボンで思い出した、梟谷の木兎さんにもチラと言われたな。」

やけくそ気味に力は呟いた。

「あとは青城の花巻さんが勝手にままコって呼んでる。」
「ほんと美沙ちゃん、何気に他校と絡みあるなぁ。」

ここで東峰がしみじみと言い、

「そうだな、」

澤村が珍しく普通に同意する。

「そういや美沙さん、あのウシワカとも軽く絡んでなかったか。」
「ああ、あの人は呼ぶも何も俺ら兄妹の苗字自体を覚えられないみたいで。」
「そ、そうか。」
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