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【ハイキュー】エンノシタイモウト第二部

第35章 【赤葦襲来 終幕】


美沙の部屋ではこんなこともあった。

「こうやってこのフィルター言うのからシーンチェンジを選ぶと、ほら、場面の切り替わりの効果を追加できるんですよ。個人的にはクロスフェードが使いやすくてつい多用してまいます。」
「このボールが飛び回ってるのは。」
「こうやってまずは一コマ目の時の画像の位置と最後のコマの画像の位置を決めて、次にその間のコマの画像の位置を決めたるとほら、こんな風にジグザグに動きよるんです。」
「縁下君、君の妹さんホントよくやるね。」
「俺はもう慣れたよ。こいつのことだからそのうちその編集ソフト用の追加効果自作するんじゃないかなって。」
「でけへんっ。あ、ちなみに赤葦さんこれネットで出回ってる有名投稿者さんが同じソフト使った時のタイムラインの画像なんですけど。」
「何だこれバーコードか。」
「うえっ、この人コンマ数秒単位で画像並べてるじゃないか、一体どんだけ画像用意したんだ。」
「つまり私が如何に普通かがおわかり」
「いただけないよ美沙、お前いっぺん黙ろうか。」
「なるほどこれが美沙さん基準か。」

更にこんなこともあった。

「どーしてもご覧になるんですか、赤葦さん。」
「うん。」
「兄さん。」
「止めても無駄と思うから俺からも頼むよ。」
「何かおかしい気ぃするけどしゃあないなぁ、うっかり名前呼ばんよう気はつけますけど。ほな兄さんは私のパソでモニタリングよろしく。」
「オッケー。」
「麗(うるわ)しい連携プレーだな。」
「えっとアプリ起動、ライブ配信選択、配信内容説明入力、と。」
「こんな風に始まるのか。」
「あ、そろそろ配信開始しますよ。」
「了解。」
「あーあー、マイクテストー。主の声聞こえてますかー。あ、枠乙どうもです、いつもありがとうございます。」
"乙ー、今日はまま兄いるの"
「兄さんは今横で絶賛モニタリング中です。」
「どうも、うちのままコがお世話になってます。」
"まま兄さんチッス、妹さんください"
「お断りします。」
「ブッ。」
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