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【ハイキュー】エンノシタイモウト第二部

第4章 【待ち合わせ】


「まーでも良かったわ。」
「菅原先輩、すなわち。」
「ん、いい子なのに顔固いって言われっ放しの美沙ちゃんが素直に笑えるようになったんだなって。いやぁ縁下様々だな。」
「いや、確かに兄さんは大方担ってるけど皆さんのおかげでも。」
「俺らだけじゃ多分無理だったと思うよ。美沙ちゃん結構頑固だろ。」

菅原はどうかすると無防備だけど、という言葉を飲み込んでいたが美沙には勿論わからない。

「うう、どうせ融通きかへんもん。」
「言ってません、縁下に言うぞ。」
「それ一番あかんやつっ。」

美沙は抗議し菅原はアハハハと笑う。おちょくられている間に次々と他の排球部の面々が到着する。

「美沙さーん、みんなー。」
「おはよう。」
「あ、谷地さんに清水先輩、おはようございます。」
「おはよーございまーすっ。あっ、美沙ちゃんと弁当持って来てるっ。」
「おはよう日向、ほんであんたどゆこっちゃ。」
「朝からテンション無駄に高いよね。」
「ツッキー、まあまあ。あ、みんなおはようございます。」
「月島、山口、おはよー。」
「あっ、影山もきた。」
「ッス。」
「影山、おはよーさん。」
「ままコか、ホントに来たんだな。」
「ちょ待って、何でアンタがハンネ呼びなんっ。」
「縁下さんがいいって。」
「ちょおっ、兄さんっ。」
「スマホオタクって連呼されるよかいいと思って。」
「何かおかしいっ。」
「おっ、みんなもう来てるっ。」
「おはようございます。」
「あっ、木下先輩と成田先輩、うちの兄さんが他所に私のハンネ呼び許可してるんですけどどないなっとんです。」
「必然的な流れだよ美沙さん、諦めな。」
「そーそー、縁下だからなー。」
「何なんそれーっ。」
「よし、全員揃ったかな。」
「大地、一応確認。」
「ああ、そうだな。」

わいわいぎゃいぎゃいする奴らを静かにさせて澤村が人数を確認、美沙も含めて欠落がない事がわかった上で15人はぞろぞろと目的地に向かう事になったのだった。

次章に続く
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