第13章 ★狂い出す歯車★
試合には勝ったものの、控え室に入ったとたんに颯爽と出ていってしまった
桃井が止める声も聞かずに...
『大輝...自分以外に勝てる人はいないって...』
桃井『そんなの!零蘭ちゃんには勝てなかったのに!』
『違うわ...多分、私は女だから、試合に出れないからカウントされてないだけよ』
零蘭は青峰の出ていった先をずっと見つめていた...
そんな不穏な空気のなか、ついに決勝戦
?『これより、帝光中対鎌田西中の試合を始めます』
『(こんな暗い気持ちじゃダメ!最後まで応援するのが私達マネージャーの役目)』
桃井『零蘭ちゃん、大丈夫。みんな勝ってきてくれるよ』
虹村『お前が精一杯支えてきたあいつらが、期待を裏切るわけねぇだろ!』
『(さつき、修さん...)はい!みんな!頑張って!!』
『『『『おう!!!』』』』
試合開始
彼等の勢いは凄まじかった
それぞれの得意とするプレーにより次々と点を稼いでいく
2Q終了後
選手達が一度控え室に戻る
その時白銀監督は青峰を呼び止め、二人だけで話を始めた
『(白銀監督なら、大輝を少しでも何とかしてくれるよね?)』
控え室
赤司『順調だな..』
緑間『あぁ』
『みんな、最後まで全力でプレーしてきて。そして、二連覇を』
赤司『分かっているよ。見ておいてくれ、俺達が君に勝利を捧げてみせる』
赤司はその場で片膝をつき零蘭の手をとると甲にキスを落とした
それがあまりにも様になっていて零蘭は顔が熱くなるのを感じた
『『『『(赤司~!!!)』』』』
3Q開始
帝光の猛攻撃は止まらなかった....
93対46
帝光は二連覇を達成した