第12章 ★邪魔者はどっち?★
『私ね、自分のことをどう言われようと構わないけど、私を愛してくれる皆の事をとやかく言われるのは我慢できないの。それに、毎度そうやって問題起こされるのもう面倒』
抑えることない怒りのオーラが辺りを包む
『だから、これ以上何かあるなら私を刺すなり殺すなりしなさいよ。それで気が済むでしょ?』
無防備にも両手を軽く広げて歩み寄る。
愛坂『はあっ!?さっきからあんたも皆も変よ!』
『なに?出来ないの?あれだけ敵意を見せておいて...あのときの言葉ははったりかしら?』
わざと挑発的に嘲笑うように近づく
愛坂は拳を握りしめ歯を食い縛るとスカートのポケットからカッターを取り出す
零蘭は薄く笑う
あぁやはり...と思っていた
刃を零蘭に向けて走り出す
愛坂『そんなに死にたいなら死ねよ!!』
だが零蘭はその手を掴み後ろに捻りあげ、その場に抑え込む
『なぁ~んてね。みんなに心配させたくないからね。刺されちゃう訳にはいかないわよ』
愛坂『っあ...!!』
『ま、少なくとも今の皆にバッチリ見られちゃったわね、もう愛されることなんてないから安心してね♪...それと、貴女のやり口は低俗すぎてつまらない。飽きたわ(ボソッ)』
愛坂『なっ!!!あんたの方が、よっぽど性格わっるいわね!!いつか赤司君達に見限られろ!!』
?『白崎、先生達呼んできたぞ!』
『あらまあ、いつの間に?別にいいんたけどなぁ....でも復讐されても困るからちゃんと捕まってね♪』
愛坂『このっ、ビッチ!悪魔っ!!』
『フフッ、なんとでも言いなさいな』
先『白崎、大丈夫か!?』
『先生』
先『訳はこいつから聞いてる、ほらお前は来い!』
かけつけた教師によって愛坂は拘束され連れていかれた
黄瀬『ちょ、大丈夫だったすか!?また無茶して...怪我でもしたらどうするつもりだったんすか!?』
『え、りょ、涼太?大丈夫よ、この通りなにもなかったし...って涼太?』
気がつけば視界は真っ暗で抱きしめられていることに気がつく