第12章 ★邪魔者はどっち?★
翌日
いつも通り登校し、朝練の準備を始める
『とにかく、宣言しちゃったからには実現させないとね』
桃井『零蘭ちゃん、無理しちゃやだよ?』
『えぇ、問題ないわ。私よりも、さつきが心配なんだけどな』
桃井『そんなこと言って...あの時だって零蘭ちゃんは私に被害が及ばないようにしてくれたじゃない...』
俯く桃井にそっと近づき優しく抱き締める
『それは私にとってさつきが大事な存在だからだよ。何よりもね....』
桃井『私にだって零蘭ちゃんは一番大事な存在だよ!お願いだから、もう去年みたいなことにはならないで』
『安心して、今回の子はあからさまなあの態度...騙される人はいないわ』
ガチャ
赤司『当たり前だ、俺達は愛坂になど騙されない』
『あら征十郎....聞いていたのね』
赤司『すまない...だが去年の事を考えるとどうしても落ち着かなくてな』
愛坂『赤司君~♪おはよぉ~、姫華にバスケ教えてくれなぁ~い?』
愛坂は突然部屋の扉を開け赤司の腕に絡み付く
赤司『...悪いが、君に教えている時間はないんだ。それと、腕を離してくれ』
愛坂『っ....』
『征十郎、さつき、行きましょ?そろそろ始まるでしょ?』
赤司『そうだね』
桃井『うん♪』
愛坂を無視して数日。ある日
~部活中~
?『おい、このスポドリ味すんげえ濃いぞ!?誰だ作ったの!』
愛坂『.....』←作った人
『(ジー)』
愛坂『白崎ちゃんが作ったのよ!姫華見たんだから!私達から無理矢理仕事奪ったくせに!もう!ちゃんと作ってよ!!』
必死に叫ぶが彼等には何も響かない
分かっているのだ。零蘭が作った分ではない、それ以前に彼女はそんなことはしない
桃井『でもそのケースに入れられてある分作ったの愛坂さんだったよね?』
愛坂『は、はぁ!?』
黒子『嘘はよくありませんね』
愛坂『ち、違うの黒子君!!姫華じゃない!この子が私を貶めようと!!』
バンッ!!!