第12章 ★邪魔者はどっち？★

『分かりやすい話よ、さっき愛坂が言ったことを皆に信じさせてこの子を蹴落とし、あわよくば一軍に上がり、私達にも同じことを仕掛けて皆に守ってもらう♪とか考えてるんでしょ』



赤司『そうか...無駄なことを』



二軍マネ『私、またあんなこと、されるのかな？』



『大丈夫、二軍の皆も分かってるから。ほら、行きましょ？』


震えるマネージャーの背中をそっと擦りながら体育館へと向かった






二軍体育館


愛坂『ホントなんですよぉ～信じてください！』



？『わ、分かったから』



愛坂『(もぉ～、みんなもっと心配してれたっていいじゃない！)』


『ごめんなさい、お待たせ』


二軍マネ『......』


『話は聞いたわ。愛坂姫華さん、貴女には一軍に来てもらいます』


愛坂『ほんとぉ～♪(やっぱり私の作戦勝ちね♪赤司君辺りが姫華の事心配してくれたんだ♪)』


『着いてきて。貴女はここで仕事をお願いね』


二軍マネ『....はい』


『じゃあ、愛坂さん着いてきて』


愛坂『はぁーい♪』







一軍体育館



『てことで連れてきました。仕事のやり方はわかる？』


愛坂『うん♪でもぉ～、ちょっと心配だから、見て欲しいなぁ』


『分かった、さつき、行こ？』


零蘭は桃井と愛坂を連れ、マネージャー専用室へと入った





黄瀬『零蘭っち達大丈夫っすかね？』


緑間『何かあればすぐ駆けつけるぞ』









『とりあえず一緒にやってみましょう』


と作業を開始して暫く経つと、愛坂が不意に口を開いた


愛坂『ねぇ、白崎さん？なんであんなに赤司君達と仲が良いのぉ？』


『え？』


愛坂『あ、違うかぁ～。あんた赤司君達に付きまとってんでしょ？たいして可愛くもないくせに寄り付いてさぁ。赤司君達優しいから付き合ってあげてんだ～可哀想』


桃井『ちょっと！！零蘭ちゃんと赤司君達は』


愛坂『あんたは黙っててよ！』


桃井『っ.....』


『なに？私が彼らと一緒にいるのは私が無理矢理付き合ってるから言いたいの？』