第3章 ★非日常的日常★
『修さん、そこまでしなくたって(苦笑)』
虹村『いいんだよ、自業自得だ。』
朝練が終わり今は授業中。
私と征十郎と真太郎は同じクラスで征十郎とは席も隣。
窓側である私は聞こえてくる英語をそっちのけで空を眺めている。
今日はよく晴れているので気持ちいいな~。
あ、、何だか眠くなってきたかも、、。
気がつけば私は窓に背きながら机に突っ伏していた。
するとフワッと頭に暖かい感触を感じ、今にも落ちそうな意識をかろうじて起こして見ると、征十郎が優しく微笑んでいた。
『征、十郎、、。』
赤司『いいよ、おやすみ零蘭。』
言いながらゆっくりと撫でる心地よさに私は『ありがとう。』と呟き意識を手放した。
赤司『お疲れ様。』
征十郎がそう言っていたのは知るよしもない。
~休み時間~
日直の号令で目が覚めた私は欠伸をして上半身を起こした。
休み時間はしっかりしなくていけない。
何故なら、、
女子1『零蘭お姉さま、おはようございます♪』
女子2『零蘭様今日もお美しいです///』
女子3『あのっ、昨日クッキーを焼いてみたんです。良かったら食べてくださいっ!』
可愛い女の子達に囲まれるからである。
こう見えても女の子は大事にする主義なの。
休み時間になれば毎日のように私の席に集まってくれるクラス女の子達。
正直普通に嬉しい。
『(パクっ)うん、美味しい♪ありがとね。可愛い姫。(微笑)』
そう言えば顔を真っ赤にする女の子達。
可愛いなぁ♪
男子1『白崎さん、ちょっと。』
『ん?』
突然クラスの男の子に呼び掛けられ、何だと思い見ると廊下を指差している。その先には、えぇっと西島君、だっけ?が私を手招きしている。
呼んでくれた男の子にお礼を言い、西島君の所へ行く。
『なぁに?』
西島『ちょっと今良いか?』
『いいけど、、』
彼に連れられて来たのは校舎裏。
ヤな予感(汗)
西島『その、白崎って、今付き合ってるやつとかいないよな?』
『え?まあ、』
西島『だったら、俺と付き合ってほしい!ずっと、白崎が好きだったんだ!』
やっぱりね、、でも私の答えは、