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白い小悪魔は誰のもの?

第3章 ★非日常的日常★


そのまま私の額と自分の額を合わせる。


そして、妖しくも美しい深紅の瞳で見つめてくる。



『征十郎///近、い///』


思わず視線を反らしてしまう。


赤司『反らすな、俺を見ろ。』


『っ///無理、、』


赤司『何故だ?』


『私、征十郎に見つめられると、凄く、、緊張する///ドキドキして、、』


言い終わらない内に征十郎に唇を塞がれる。



『ん///』


赤司『そこまで聞いてしまったら尚更だ。今だけでも、君の瞳に俺だけを映していてほしい。』


そのままふ再び塞がれる唇。


熱が唇を伝わり体が熱くなるのを感じた。


唇を離されると優しく抱き締められる。小柄なのに逞しいその体に、私は抵抗もせず静かに目を閉じた。




その後全員集合するまで征十郎達に1on1してもらい、同じマネージャーであるさつきが来てからは彼女と話して時間をつぶした。


やがて始まった朝練は放課後の練習よりかは軽めだったが、やはり内容はハードに変わりなかった。



休憩に入ればその場で座り込むものや、マネージャーにドリンクをもらいにいくものもいた。私はさつきと共に選手一人一人ドリンク籠片手に忙しなく回っていった。


『修さん、お疲れさまです♪』



虹村『おう、ありがとな。お前もお疲れ。』


修さんことキャプテンである虹村先輩にドリンクを渡すとワシャワシャと頭を撫でられる。


その感触が気持ちよくてつい目を閉じる。


その瞬間後ろから誰かに飛び付かれた。


?『俺にも寄越せよ零蘭。』


だが私には誰だかすぐに分かった。


『ちょっと大輝!重いよ!』


青峰『いいじゃねえか。』


『てか、ちゃっかり手が胸元にいってる気がするんだけど(焦)』


青峰『スキンシップだスキンシップ。』


スパァンッ!!


ゲシッ!

青峰『っで!!にすんだよさつき!主将も!』

どうやらさつきのバインダーアタックと修さんの回し蹴りが炸裂したようで、大輝は頭と背中を押さえながら私から離れた。

それにしても二人の顔が怖い(^^;)))

虹村『青峰、てめえそんなことしてる気力あんなら外周行ってこい。』

青峰『え、いやもうすぐ朝練終了じゃ、』

虹村『あ?』

青峰『行ってきます、、。』

修さんの迫力に圧され逃げるように体育館を出ていった。



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