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白い小悪魔は誰のもの?

第12章 ★邪魔者はどっち?★





楽しかった合宿も終わり、今は全中に向けて更に厳しい練習が課せられていた。


選手達は毎日汗水垂らして、試合に出られない者も必死に練習を重ねていた



そんなある日




?『お姉様、聞きました?今日このクラスに転校生が来るそうですよ?』


『そうなの?全然知らなかったわ』


女2『しかも女子らしいです』


『へぇ....(なんか嫌な予感がするわね。まぁ、彼等を奪うような真似したら、容赦はしないけど)』


?『お姉様?』


『ん?いやごめんね。少し考えてた』


?『無理しないでくださいね?』


心配そうに見つめる女子生徒に優しく微笑み頭を撫でてやる。


『大丈夫よ、いつも心配してくれてありがとう』


?『いえ///』


?『当たり前の事ですから///』


『(これは、征十郎達にも言っておかないとね...)』







HRのチャイムが鳴ると、生徒達は散り散りに自分の座席へと戻っていった。



隣の席である赤司は生徒会の仕事があったため朝は教室にはおらず、チャイムの10秒前に軽く小走りで教室に到着した。


『お疲れ様♪朝練もあったのに』


赤司『平気さ、寧ろこれぐらい忙しい方がやりがいがあるしな』


『そっか...あっ、ねぇ征十郎』


赤司『どうした?』


『少し話したいことが....』








赤司『成る程な...分かった安心しろ。もうお前をあの時のようにはしない』


『ありがとう...でも征十郎達も気をつけて』


赤司『分かっている。昼にでも皆と話そう』


先『HR始めるぞ~、だがその前に知ってるやつも多いと思うがこのクラスに転校生が来てる。入ってこい』





ガラッ



愛坂『は~い♪愛坂姫華です♪趣味は歌を唄うこととお料理することでぇ、前の学校でバスケ部のマネージャーやってたので、この学校でもしたいと思ってま~す♪宜しくね♪』



『(う、わっ...最悪!!)』



顔には出さなかったが心はこれ以上ないという程に嫌悪感溢れる声を出していた。


隣の赤司はというと、ほんの少し形のいい眉を怪訝そうに潜めていた。





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