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白い小悪魔は誰のもの?

第11章 ★合宿へGO★






〔NOside〕




キスに翻弄されながらも零蘭は辛うじて意識を繋げていた




『(真太郎、何でそんな切ない顔するの?)』




緑間『っはぁ、』




『はあっ、はあっ、真太郎、大丈夫?』




緑間『...あぁ、悪い。』





そっと抱き起こされそのまま抱き締められる




『もしかして、妬いた?』



緑間『あぁ....乱暴にして悪かった。嫌いになったか?』



『全然、妬いてくれて嬉しかった。』



緑間『そうか...安心しろ、もうお前を傷つけたりはしない』



『いいよ、真太郎になら。』



緑間『あまりそういうことを言うな。いつか、嫉妬に狂って刺し違えてお前を殺してしまうかもしれない』



髪を鋤くように優しく、割れ物を扱うように撫でる



零蘭は緑間の胸板に擦り寄る



緑間『先程の電話の相手はもういい。誰であろうと、そいつ以上にお前を愛するだけなのだよ』




『そう、嬉しいわ。なら、私も貴方をずっと愛するわ。』




月夜に照らさた二つの影の唇が重なりあった




そのまま再び押し倒され首筋に口付けられる




『ねぇ、もしかしてスるの?』



緑間『嫌か?』



『いや、真太郎って案外がっつくのね?好きよ、そういうの』



緑間『なら問題ないな?無償に今、お前に触れたいのだよ』




熱を帯びた本気の瞳に零蘭はそっと瞳を閉じた













『...んっ』




緑間『起きたか?気絶していたのだよ、お前は』




『そう、ありがと。もう下ろして平気よ』




緑間『体は平気か?』




『ええ。』





緑間は横抱きの零蘭をそっと下ろし、代わりにその手を掴むと再び歩き出した




『ねぇ、私は私のままでいいと思う?』



緑間『あぁ、今のお前が俺は好きだ。』




『良かった♪』









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