• テキストサイズ

白い小悪魔は誰のもの?

第11章 ★合宿へGO★





〔白崎零蘭〕




久しぶりに兄さんと喋ったなぁ....



元気そうでよかった、




相変わらず酷い事言ってくるけど、それでも優しくて大好きな、兄弟のいない私の唯一の家族




真兄さん、もとい花宮真は私が幼少期の頃、近くに住んでいて親同士の仲の良さもあり、よく遊んでくれていた



敦とは一回も会わせたことなかったけどね、うまいこと会わなかったと言った方が正しいかもしれない



でも私が小3の時、急な引っ越しが決まったようで今の家に行ったらしい




それでもたまに家まで会いに来てくれてメアドも交換して何かあったらよく相談とかもしてくれた



兄のような、それでも時に見せる男らしいところに私は惹かれた



そういえば、引っ越しの当日





~回想~



『兄さん、行っちゃうの?』



花宮『仕方ねえだろ、それにそんな遠くじゃねえからすぐ会えるっての』



『そうだけど、、』



?『真、そろそろいくわよ?』



花宮『じゃあな、』



『待って!(ガシッ!)』



花宮『っ!?なんだよ』



『.....好き、兄さん』



花宮『っ///ちっ、先に言うんじゃねえよ...』



『え?っん....』



花宮『俺もだ、ばぁか///また来るからな、待ってろ』



『うん、待ってるから....』









~回想終了~




『あの時の私が言った「好き」とは、どっちの意味があったのかはわかんないけど、兄さんは「俺も」って言ってくれた。』





それだけでいい、兄さんが私を愛してくれるなら、私も兄さんを愛するだけだよ





ふと、足を止め振り返ると随分遠くに来てしまったようだ



宿泊舎が小さく見える




そろそろ戻らなきゃね...





?『今のは誰からだ?』





『え?真太郎?』





暗闇だったからすぐ近くにいるのに気づかなかったよ




『どうしたの?』




緑間『質問に答えるのだよ、誰からだ。』



真太郎、ちょっと怒ってる?




なんか、ピリピリしてる感じ










/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp