第11章 ★合宿へGO★
上から紫原を退かし、赤い顔を隠しながら立ち上がる
紫原はそんな零蘭の腕を掴み、抱き寄せる
『なに?』
紫原『ちゃんと我慢するから甘いのちょーだい?』
『お菓子は持ってないよ』
紫原『お菓子より甘いの。白ちんのキスが欲しい』
突然真剣な表情になる紫原に鼓動が高鳴る
『ん、分かったから目を閉じて』
ん、と言い紫原は少し腰を屈めて目を閉じる
チュッ
背伸びをしてキスをする
心なしか唇は熱かった
『これでいい?』
紫原『うん、じゃあ行こっか。』
零蘭の手を引き、海へと向かった
黄瀬『あっ!やっと来たっすね!(#`皿´)』
赤司『随分楽しんでいたようだな』
青峰『あ?お前らまさか』
紫原『シてないよ~、シたかったけど』
黒子『なら良かったです』
黄瀬『((( ̄へ ̄井)』
『涼太?まだ怒ってるの?』
黄瀬『だって、俺だって零蘭っちに触れたいっすよ。俺だって、好きなのに...』
ふて腐れ、砂浜に座り込む黄瀬に零蘭はその頭をワシワシと強引に撫でる
黄瀬『わっ、なにするんすか!』
『さみしがり屋のワンちゃんにかまってあげてるのよ?ほら、おいで』
隣に座り両手を広げる
すると即行で抱きつかれる
黄瀬『零蘭っち~(ToT)愛してるっすよ~』
『はいはい、私も大好きよ。(ナデナデ)』
先程とは違い髪を鋤くように撫でると気持ち良さそうに目を細める
『(犬だ....)』
だが、そんな状況を面白くなさそうに睨む影が数名....
(何時まで抱きついてんだ黄瀬っ!!離れろ!)
(主将!?いつの間にいたんすか!?っていだだだ!!)
(黄瀬、明日のメニュー3倍、いや5倍でいいな?)
(赤司っちまで!?)
(捻り潰す)
(イグナイt)
(テツ、それまだはぇーよ)
(お前ら、、!)
(流石零蘭ちゃん♪)