第11章 ★合宿へGO★
その間私はバラけた皆の様子を見て回っていた。
『まずは外でのランニングチームだね、、』
体育館を後にして、外へ出ると既にランニングチームの皆は走っていた。
私は横のベンチに座って皆の様子を眺めることにした。
今の時点でのランニングチームには大輝と敦の姿もあり、二人はずっと先頭を走っている。
『二人も真面目にやってるし、ここは大丈夫ね。』
次に体育館チーム
確かここは征十郎と修さん、真太郎がいたはず、、
予想は当たっていて、3人を含む10人ぐらいのメンバーがシュートを中心とした練習をしていた。
私は遠くから見つめる。
虹村『(ん?あそこにいんのって零蘭じゃねえか?)』
『(ニコッ♪)』
虹村『ブバッ!!(ヤベェ!すっげえこっち見てやがる///あと笑顔半端無さすぎだろ!)』
修さんと目があったから微笑んでおいたら何故か吐血した。
何で、、?
赤司『零蘭。』
『征十郎、、調子はどう?』
赤司『さすが君の考えたメニューだ。苦労はするがためになることばかりだよ。ありがとう、俺達のためにいつも頑張っていてくれて。』
そっと頭を撫でられて、私は嬉しくなった。
『私は皆が楽しく勝ってくれればそれでいいからさ♪』
赤司『零蘭、、。』
虹村『おい赤司~。』
赤司『はい、今行きます。じゃあ零蘭、俺は行くよ。君も頑張ってくれ。』
『ん、征十郎も頑張ってね♪』
赤司『あぁ。あと零蘭、今夜、部屋に行くからね。(コソッ)』
耳元で囁かれ、驚いて彼を見ると深紅の目が美しく妖しく光っていた。
『・・私がそっちにいっちゃダメ?』
赤司『っ///勿論だよ、じゃあおいで。待ってるから。』
私の言葉に少し顔を赤らめた征十郎だったが直ぐに先程の色気のある表情に戻り、片手をヒラヒラと振って去っていった。
(赤司、勝手に練習中断してんじゃねえよ。)
(すみません、、、それより虹村さん。)
(あ?)
(さっき、邪魔しましたね?)
(さあな、、)