第11章 ★合宿へGO★
〔白崎零蘭〕
軽く肩を揺さぶられ私は目を覚ました。
どうやら修さんが起こしてくれたらしい。
『ありがとうございます、修さん。』
虹村『おう、もう少しで着くから起きてろ。』
『はい。』
暫くして目的地に着いたのか、バスが止まった。
虹村『よし、お前ら降りるぞ!忘れ物すんなよ!!』
私は座りっぱなしで固まった体をグッと伸ばし、修さんの後についてバスを降りた。
瞬間、フワッと風が吹いて磯の匂いがした。
目の前には辺りに大きく美しい海が広がっていて水面は太陽の光でキラキラと輝いていた。
海だ、、!!!
海なんて今まで小さい頃に2回程度しか来たことがないから嬉しくて仕方ない。
黄瀬『わぁ~!!海っスよ!零蘭っち!!』
修さんに殴られた涼太は既に回復していて、私に抱きついた。
青峰『スイカ割りとかありか!?(キラキラ)』
大輝の一言で周りの一軍メンバーも『何する?』なんて言い始めた。
赤司『お前たち、遊びにきたわけじゃないからな。あくまで合宿だ。』
虹村『そうだ!詳しいメニューは見てねぇが遊ぶなんて考えんなよ!!』
しかし征十郎と修さんの厳しいお言葉で皆意気消沈してしまった。
『大丈夫ですよ♪この合宿では午前だけ練習か休みなんていうスケジュールも立ててありますから。皆さん、頑張ってくださいね♪(ニコッ)』
『『『『よっしゃ~っ!!!!』』』』
良かった♪皆やる気でたみたい。よっぽど遊べるのが嬉しいのね♪
桃井『(多分零蘭ちゃんの破壊的笑顔にやられたっていう方が多いかもね♪)』
皆の士気が上がったところで私達は荷物を一旦これからお世話になるホテルへ預けに行った。
~ホテル内~
ええっと、、私の部屋は、
桃井『零蘭ちゃん!私達は二階だよ♪やった~、二人部屋だってさ!!』
『そうなんだ♪男子は?』
桃井『3階と4階使うって。それにしても高そうなホテルだよね~、でも自炊なんだね。』
『そうね、、料理は任せてちょうだい。(悪いけどさつきの料理は食べれたものじゃないからね、、)』
桃井『うん!でも必要だったら呼んでね?』