第2章 ★プロローグ★
あぁ...早く、早く私を見つけて。
このまま堕ちて、朽ち果てる前に、、
私を愛して、、
燃え盛る車。
必死に消火しようとする使用人達。
かけつける救急隊員。
運ばれる両親だったもの、、
ねえ、お父様やお母様、だいじょうぶだよね?
そう問えば俯く私の執事。
騒ぎを聞きつけ隣から走ってきてくれた幼馴染みが私を抱き締める。
俺がっ、ずっと守るからっ、、!!
ねえ、あつし、泣いてるの?
私はただ、泣きながら抱き締めてくれた幼馴染みの背を、撫でることしかできなかった。
それからだっけ?
私が愛を欲しがったのは。
最初から意味わからんくてすいません。