第3章 ★非日常的日常★
『そうだよ、大袈裟過ぎっ、、もう、後悔したって知らないよ?』
征十郎は一瞬固まったが直ぐに何時もの優しい笑みで私の頬を撫でる。
赤司『しないさ。俺が今までに零蘭のことで後悔したことなんて一度もない。今までも、これからもね。』
そして同じくらい優しくキスをしてくる。
荒々しくない、それでも少し強引な唇を食むようなキス...
私は酔いしれたように彼に身を任せる。
やがて唇も体も離され、再び手を繋いで歩き出す。
赤司『きっと、他の奴等も俺と同じことを思っているさ。それに、今のこの距離感は俺達が望んでおいている。だから、零蘭は気にするな。』
『..ん、ありがと、征十郎。』
~白崎邸~
『それじゃあ、また明日ね。』
赤司『あぁ。おやすみ、俺の可愛い零蘭。』
ガチャ
朔夜『お帰りなさいませ、お嬢様。』
『ただいま、朔夜。』
朔夜『直ぐに御夕食になさいますか?』
『ええ、お願いするわ。』
夕食を終え、風呂も入って今は部屋のベッドで横になってる。
『ん~、今日もつっかれたなぁ~。』
ゆっくり体を伸ばしていると突然携帯のバイブが鳴る。
メールだ、誰だろ..?
Dear:零蘭っち♪
今日、零蘭っちに告ってきた西島ってやつにはあのあと俺から『零蘭っちを困らせるなら近づくな』って言っておいたんで心配いらないっスよ?
あと、今日も超可愛かったっス♪
愛してるっスよ♪おやすみ★
To:黄瀬涼太
もう、征十郎にしろ涼太にしろ、優しすぎるよ、、そんなんだから私は、
『手放したくなくなるのよね。』
明日の準備も完了!
差し入れにレモンの蜂蜜漬けとクッキーも焼いたし、、
今日はもうお休みなさい。
これが私の非日常的日常。
貴女は、異常だと思いますか?