第6章 過去~幼少期から訓令兵団
『つっかれたぁー。』
「でも秋今日もぶっちぎ
りで一位だったじゃない。」
「立体起動で男子より早い
なんてほんとすごいよね」
『ふふ、ありがと』
秋は12歳。3年間、
根を上げず他の人より小さい体
と頭脳でついてきたのだ。
もとからの身体能力も高く、
座学以外では全てを首位で納めていた。
回りらは今までにない逸材
と言われていた。
「秋、幼馴染みが呼んでる」
『わかったー』
部屋を出て男子寮の手前の廊下で
リェンが本を読んでいた。
『リェン!』
リェン
「秋。なんでお前はフードが
付いてるものしか着ないんだ。」
『かわいーじゃん。』
リェン
「チャラチャラしすぎだ。」
『まあまあ!もうすぐここ
ともお別れだし。』
リェン
「いよいよ明日だな…。」