第6章 噂の二人
「………………」
美月は、夢の顔を覗く様に見る。
(ゔ!?)
疑われてる!
汗が、だらだらと全身を伝う感覚におちいる。
しばらく、そんな夢を見て、美月はふっと息を吐いた。
「…わかった。でも、本当に駄目だと思ったら話して?頼りない先輩だけど、力になれたらって思ってるから」
美月の言葉に、じ〜んとする。
「はい!その時は、聞いて下さい!」
「うん」
笑い合う。
暖かいものを感じた。
きっと、大丈夫。
もう、呼び出されたりしないだろう。
そう思ってた。
けれど、周りの態度は…
悪化した……