第3章 秘密
夢はもう、Hな気分に囚われていた。
男の人に、恥ずかしい姿を見られてると思えば思う程興奮する。
「あ…先輩…。先輩に見られながら…するの…気持ちいいですぅ…」
淫乱と言われても仕方ない。
気持ち良くって、もう止まらない。
下着の中に手を入れ、直接、中を撫で指を入れる。
「ああ…見て…見て下さい…私のHな所…全部…」
指の動きを早める。
(イク…イッちゃう…)
白河は無言で、乱れる夢を見ていた。
視線を感じる度、全身が、ぞくぞくした。
「ああっ……んっ…!」
見られながら、イッた。
(ああ…先輩に見られちゃった…)
そして、知られた。
自分が、Hな事。
はぁはぁと息を整えるだめ、息を吐く。
(…私の事…どう思ったかな…)
少し冷静を取り戻した夢は、白河を見た。