第7章 双子の相手【宮 侑・宮 治】
「「!!//」」
((か、可愛っ!))
硬直する俺らを他所に
「あ、やばい!
こんな時間やん!
ほなあと頼むで!」
嵐のように
部屋を出る先生。
その背中を見送って
〇〇に向き直る。
そこには
かきあげるように
タオルで髪を拭いている
制服姿(丈短い)の〇〇。
『2人とも、改めてありがとう…』
「ええよ!ええよ!
それより、傷大丈夫なん?//」
自分でもわかる。
俺は今デレデレしとる。
『ちょっと痛むけど…
もう平気だから…//』
俺らに感謝の言葉を述べとるけど、
頭に入ってこん。
なんか、周りがキラキラして見える
他の男共が見たら
飛びつきそう。
それに初めて顔をハッキリ見たけど、
めちゃくちゃ可愛ええ…//
「〇〇…めっちゃ可愛ええ…//」
たまらず、声に出てしもうた
『ふぇ…!?///』
照れる〇〇に
「確かに…めっちゃ可愛ええ…//」
と追い打ちをかけるように
そう呟く治。
(ヤバい襲いたい…
むちゃくちゃ優しく抱きたい…)
そんな欲を胸に
抱きつつも
(いや、アカンて。
〇〇怪我しとんやから、我慢せぇ)
布団を敷いて
〇〇を寝かす
大分疲れていたのか
すぐに寝てしまった…
寝る間際に
『治くん…侑くん、ありがとぉ…zZZ』
って言われたんが可愛すぎて
キュン死する。
2人で思った…
((この子を一生かけて守ったろ…))