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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第7章 双子の相手【宮 侑・宮 治】




数日が経って
□□さんも大分慣れてきたようや。

教科書が届いて
机が離れたときは
治が寂しがっとって
めっちゃおもろかった。

「~♪…」

最近は学校が楽しい。

飲みもん買いに
自販機に向こうとるだけで
なんか楽しい…

体育館横の自販機にたどり着くと
体育館裏がなんや騒がしい。

「□□さんやったりして〜」

近づいていくと
ただ事ではない雰囲気。

「あんたさぁ…調子乗っとんちゃう?
あつむくん と おさむくん
両方に取り入るとかさぁ!」

ガッ

『うっ…』

「あんたみたいな
地味で!根暗で!ダッサい女は
からかわれとるだけや!」

そう言いながら
倒れとる□□さんの腹部を
蹴りまくる
宮ツインズの取り巻きA。

ブチッ

数人で□□さん囲んで暴力とか
頭イカレとんちゃう?

俺、こういうのに口出しするん
好きちゃうけど…

「おい、何してんねん。」

と出ていった。

「□□さん…いや、〇〇
に手ぇ出すなや…」

と、体育館の反対側から治まで出てきよった。
ほんで、俺より先に名前呼びしよった!
双子ってほんまなんなん!?

「あ、いや…これは…その…」

うろたえるA

『ケホッ…ケホッ…』

と、咳き込む〇〇は
服がびしょ濡れで、
泥まみれになっとる。

多分、水ぶっかけられて
こかされて、
蹴飛ばされとったんやろ。

ほんま、女って怖いわ。

「もうええわ。
はよいねや。」

2人で睨みつけると
女子たちは
泣きながらどっかいった。

「〇〇…?大丈夫か?」

倒れた体を起こして、
声をかけると

『ぐすっ…あ、ありがと…』

と、俺と治の腕に抱えられて立ち上がる。
それでもフラついて
おぼつかない足…

よう見たら
顔もちょっと赤なっとるやん。

「〇〇…顔まで叩かれたん?」

『あ、…う…ん
この学校の女の子は
気が強いんだね…//』

えへへ…と笑う
彼女が痛々しくて

すぐにどうにかせんと…

(俺がお姫様抱っこで
保健室つれてったる!)

と思った矢先に
フワッと彼女の体が浮く。

「保健室連れてったるわ」

治に先越された…
ほんま双子ってなんなん…



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