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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第6章 ゲスの極み【天童 覚】



「はぁ…
俺、センセーのこと心配だわァ…」

先に静寂を破ったのは
天童くんだった。

(え?…さっきのこともあるし…
可愛い先生が心配的な?//)

『え、?
な、なにが…?//』

大袈裟に
心配そうな表情をする天童くんに
頬を熱くして聞き返してみると…

「俺たちみたいに若くないし?
健康的な意味で…し・ん・ぱ・い♡」

意地悪い笑顔で
そういう天童くんの語尾には
ハートが見える。

"若くない"という言葉が
頭の中で木霊しまくって
思考が一時停止する。

誰が"若くない"…ですって?

私があからさまに
ムッとするのと同時に

「だからさぁ…」

と発言を続ける

『…?』

「俺と
体力づくり、しよっか?♡」

満面の笑みの天童くん。

『なっ!?//』

不意打ちに驚く私と

ガシッ

ちゃっかり
私の腕を掴む天童くん

そして彼が今朝寝ていた
ベッドに押し倒される。

ギシッ

ベッドが軋む音が
やけに響く

「意外と抵抗しないんだね〜…」

なんて言われて
やっと、我に返る

『いやっ!
さっきは助けてくれたのに!』

ドンッと胸の辺りを押し返すが、
男の子の力には勝てそうにない。

あと…猪谷先生の時みたいな
拒否反応が出てくれない…

「〇〇ちゃんが
煽るのがイケナイ…」

耳元で囁かれると
子宮が疼く…

更にギュッと体を押し返す私の手を掴み
絡ませてきて、恋人繋ぎになる。

『あ、煽ってなんか…!//』

口答えしようとすると

チュゥ

と唇が重なった

『んんっ…//』

「いのせんは?…」

突然の述語のない質問に

『…?』

急に何?って顔で返す。

「いのせんのキス気持ちかった?」

『んなっ!
なわけ…んんっ!!』

ふざけた質問に
ちょっと怒ると

またキスが降ってくる。

もう…!
なんなの!?

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