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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第6章 ゲスの極み【天童 覚】




その発言にすかさず

「あれ〜?
先生、〇〇って呼ぶの、
辞めちゃったんですかァ?」

とツッコミを入れる天童くん

「ち、ちがっ、
〇〇っ!どうなんだ!
う、浮気してたのかっ!?」

最早ボロが出まくりの
猪谷先生…

私はコクリ…と頷き
わけも分からないまま天童くんの話に
のっかった。

「そ、そんな……」

物凄くショックを受けた様子の猪谷先生

そんな顔しても、
レイプしようとしたことは
取り消せませんから!

一瞬力が弱まったスキに
バッと机から飛び降り、
無我夢中で天童くんのいる
扉の方にかけ出す。

「□□先生……□□…」

後ろで猪谷先生がボソボソと
何かを言う声が聞こえたが
無視して走ってその場を離れた。


**

保健室

ガラガラ…ガチャン

扉を閉めて鍵をかけ
一息つくと

どっと疲れが押し寄せてきた

『ハァ…ハァ……』

久々に全力で走ったせいか
息が上がる私。

こんなに走ったの
高校生ぶりじゃない!?

そんな私とは裏腹に
余裕な表情の天童くん

「□□センセー…
体力なさすぎじゃない?

これぐらいで肩で息してるとか…」

なんならちょっと引かれてる…?

『し、仕方ないでしょ!
こんな走ったの久々で…』

って、ちゃんとお礼を言わないと!

『あ、あと本当にありがとう…
私…何もできなくて…』

ぺこりと頭を下げる私に

「いーよー。
俺、気持ちいいことは好きだけど

強姦とかマジで許せないからさ」

と言って頭をポンポンと
撫でてくれる。

『…//』

(うー、何このイケメン
顔はそんなでもないくせに〜//)

なんだか恋愛モードに突入しそうな
雰囲気を察して

『…てか、あついなぁ~
扇風機つけよ…』

と、天童くんから離れる

私は白衣を脱いで椅子にかけ
パタパタと手で自分の首筋辺りを仰いだ
気づけば時計は20:00前になっていた。

その後話すことも無くて
暫く静寂が続く…


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