第6章 ゲスの極み【天童 覚】
「あぁ…美しい…」
『こっ、来ないで…』
スカートを履いている私は
危険を察知して足を閉じて
牽制しようとしたが
そんな私に気づいてか猪谷先生は
サッと足の間に体を入れ
更に密着するかたちになった。
「あぁ…〇〇さん…
貴女の夢にまで見た
細い足が…今私の太ももに…//」
そう言ってスカートに手を入れて
ストッキング越しに太ももを撫でられる
『いやっ!』
掴まれた腕を
振り払って
猪谷先生の胸元を押してみるが
ビクともせず、
かえって両手を掴まれて
拘束されてしまう
近くにあった
縄跳び用の縄を使って
後ろ手に拘束され
抵抗できなくなってしまった。
(さっ最悪…)
「さぁ、これで
もう私の自由にできる…
貴女の隅々まで…
堪能しますからね?…」
今まで見た事のない
満面の笑みが余計に恐怖心を煽る
『っ、…人を呼びますよ?』
「ご自由に?
貴女がヨガっている姿を
見せることになるかも知れませんがね?」
やけに強気な猪谷先生だが、
確かに、生徒の大勢いる
体育館でレイプされてたなんて…
口が裂けても言えない…
でも、逆に
強姦される前の今しかない!
私はすぅと息を吸って
『だっ、誰かーーっ!むぐっ』
叫ぼうとしたが、
チュゥと唇を奪われ…
更に舌を入れられて
声が出せなくなる…
「んっ…はぁ…レロ…」
『っ…んむ……んん』
クソ野郎の舌が
口内をまさぐり最低の気分になる。
私に逃げ場は無いのだろうか…
『んっ…も…や……』
延々と続く接吻に
顔を逸らせるように動くと…
「はぁ…かわい…」
ようやく唇が離れていった。
同時にグッと
足を力強く掴まれ、
熱いモノを
私の股間に押し付けてくる
(ひっ…最悪だ…)
このままこの人に
レイプされてしまうのか…
と諦めかけたその瞬間…
ガチャ…と扉が開いた。