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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第5章 悪役令嬢の憂鬱【黒尾 鉄朗】



ふと真面目な顔に戻った鉄朗様が

「〇〇…掴まれ……」

と言って、お姫様抱っこで
どこかに連れていかれた…


**


シャァァー


連れてこられたのは
風呂場…

というか、
湯浴み場?

銭湯並みの大浴場に
服を着たまま
入っていく鉄朗様…

チャプ…

『て、鉄朗様っ…!?//』

そして、
鉄朗様に後ろから抱っこされる形で
湯船に入れられる。

「昨日の夜は
リエーフになにされた…?」

耳元で囁かれて
きゅんっと胸が締め付けられる。

『な、なにって…//』

「…監禁されてたんだろ?

何された?…」

ぎゅうっと抱き締める力を
強める鉄朗様。

『……き、キスを…されました…』

目をぎゅっととじて
吐き捨てるようにそう言うと

「……ほぉ…?

俺ともまだした事ないのに?」

と、予想外の答え…

『えっ!?!?…//』
(そうなの…!?!?//)

驚いて、彼の方を振り返ると

「ん?……なんだ?
驚いた顔して…」

と、逆に驚き返された。

『あ、いや…なんでも…//』
(まずい、キスくらいしたことあると思って
ビックリしちゃったよ…)

私はそーっと顔を戻そうとするが…

「……おい、
お前なんか隠してんだろ?

他の奴と俺を間違えたわけじゃねぇよな?」

顎を掴まれて
顔を鉄朗様の方に無理やり向けられる。

『うっ、ち、ちがいますわ…//』

誤解をとこうとするが、
彼のドSスイッチがONになってしまった。

「ほぉ……

じゃあ、リエーフに何処にキスされたか
1つずつ言ってみろ…」


グイッと
抱きしめられて、
体が水にフワッと浮いたかと思ったら


ガシッとお腹を鉄朗様の腕で
後ろから抱きとめられて
太腿と太腿の間に彼の足が入ってきて
パカッと開かれる。


『いっ、いやぁっ…///』


自分のあまりにも恥ずかしい格好に
思わず情けない声が漏れる。


「早く答えないと…
手がどんどん下に伸びてくからな…」


耳元で囁かれて
ドキッと心臓が跳ねる。


「ほら…はやく…」

その言葉とスカートの方に伸びる手に
急かされて

『く、首筋……と…おなか……」

と答えた私。
胸はどうしても言えなかった。


「それだけぇ?……」


意地悪そうにそう言う鉄朗様。


『は、はい…//』


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