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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第1章 水曜日の淫魔【影山 飛雄】




この後は部活に全く身が入らず、

「お前、何ぼーっとしてんだよ!!」

日向にも睨まれる始末。


「おー、影山どうした?
お前がバレーに集中できない
なんて珍しいな」

東峰さんに声をかけられ、
帰りの部室で今日のことを
少々内容を伏せて話す。

「あ、あの……
俺の友達の話なんすけど…」

(絶対友達の話じゃないな…)

「この学校の先輩なんですけど、
女にヤり逃げされた時って
どうしたらいいんすかね…」


「……ヤりっ!?!?」

予想外の内容だったからか
驚いた様子の東峰さん。

「なんだ?ヤり逃げって聞こえたけど?」

そして菅原さんが話に入ってくる。

「あ、えーと、
影山の友達が女の先輩に
ヤり逃げされたんだと。」

東峰さんが額の汗をかきながら
菅原さんに説明してくれる

それを聞いた田中さんが、

「それは、
2年3組の□□ 〇〇の話かね?」

と、菩薩顔で聞いてきた。

「た、田中さん!
知ってんスか??」

俺は〇〇さんの名前が出て
ビクッとしてしまった。

「あぁ。あいつはイケメンを食い漁る
淫魔に取り憑かれてる………
んじゃねぇかって言われてる。」

「淫魔…」

確かにそんな感じだ…

「水曜日の放課後に保健室に現れるらしい…」

田中さんは話を続けた。

「だから水曜日は
保健室の先生も早めに
帰っちまって居ないんだとよ。」

俺はドキリとした…

保健室…水曜日…先生の不在…

今日俺に起こったことを
細かく思い出してしまったからだ。


「影山、その友達に言っとけ…」

俺は田中さんに肩を掴まれる。

「水曜日に来るってわかってんだから、
ギャフンと言わせてやれってな!」

ガハハハと笑いながらも

「イケメンとしかシねぇってのが
腹立つよなァ!!…」

と、目が全く笑っていなかった、。


(来週の水曜日…部活前に…)



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