第4章 大きいね【牛島 若利】
寝室-
トサッ…
ベッドに優しく下ろされる。
若利くんは
私の上に覆いかぶさって
優しい眼差しで見下ろしている。
「〇〇さん…
あのお見合いの日から
俺は…貴女が好きだ…//」
私は起き上がって
『…私も…あの日から
強さと品を持ち合わせた
貴方に惹かれてた…//』
と本心を打ち明けた。
ギュウ…
どちらからとも無く
抱きしめ合った。
若利くんは
私を壊さないよう
優しく優しく抱きしめてくれた。
チュ
見つめあってから
キスをする…
最初は優しく触れるだけ
そして…
トサッ…
押し倒されて
チュッ…クチュ…
深く激しいキス…
『ンっ…//』
「…チュッ…チュム…//」
(若利くん…キス上手…//)
歳下の彼のキスがどうして上手いのか
なんて、考えていると…
「俺に集中しろ…」
と言って私の着ている
Tシャツの中に手を忍ばせる。
『あっ…//
捲らないで…///』
(急な俺様はズルい…//)
彼の大きくてゴツゴツした手が
私の肌に直接触れると
その箇所がゾクゾクと
気持ちよくなるのを感じる。
下から上へと滑っていく腕…
私の服はとうとう
胸元まで捲られてしまった。
『あっ!!///
そ、それ以上はっ…///』
「…嫌…ですか?」
ご馳走を前に
待てを言われた獣のような
圧を感じて…
とっさに
『や、じゃ…ないけど…//』
と答えてしまった。
「じゃあ脱がす…します」
『……コクッ……//』
さらに滑っていく若利くんの手。
わざとなのか、
私の胸の上をなぞるように
掌が滑っていく
『ぁっ…//』
スルッ……パサッ…
そして床に落とされて
私は下着姿となった。
「はぁ…綺麗だ…//」
『……//
話し方…そのままでいいよ?』
「えっ…?」
『敬語…使わなくていいよ…
付き合ってるんだし…//』
「…………
ふっ…そうだな。」
彼は少しだけ口角をあげて
意地悪そうに笑んだ。
(な、なんてかっこいいの…//)
『若利くん…
キス…して…//』
「んっ…//」
口内を若利くんの舌が
音を立てて侵食する。
『んっ…ふ…んんっ///』